初心者必見!ゴルフデビューで準備すべきもの
ゴルフをする時は、使用するゴルフ用品だけでなく着替えや帽子などをはじめ、さまざまなものが必要です。キャディバックに入れて持ち歩くものとボストンバックに入れておくものとで準備物が異なりますので、注意しましょう。
キャディバックに入れるものリスト
✓ゴルフクラブ
ゴルフクラブには機能や用途によってさまざまな種類があります。大きく分けると3種類。「ウッド」「アイアン」「パター」です。
ウッドの役割は”飛ばす”、アイアンの役割は”運ぶ”、そしてパターの役割は”入れる”こと。初心者の方が最低限準備すべきなのは、ドライバー・パター・ピッチング・5-9番アイアンです。
✓ゴルフボール
初心者の方は1ダース(12球)は最低でも持っていきましょう。
はじめての方はとくにロストボール(紛失してしまったボール)が多くなります。ゴルフボールは多めに持っていきましょう。
✓グローブ
ゴルフ用のグローブを事前に用意しておきましょう。
利き手とは逆の手にグローブをはめるのが一般的です。これは、ゴルフのグリップは利き手とは逆の手主体で握るためです。グローブをはめることでグリップの滑りを防ぎ、握力の弱さをカバーできます。
✓ティー
ティーとは、1打目を打つときに使用するものです。直径1cmほどの逆円錐型の台と地面に刺す長さ10cmほどの杭からできています。
1打目を打つ前に杭部分をグリーンに刺し、円錐部分にボールをのせてショットを打ちます。これが「ティーショット」といわれるものです。ティーはシーンによって使い分けるため、さまざまな種類のものがあります。
初心者の場合はドライバー用とアイアン用の10本程度を用意しておくと良いでしょう。
✓マーカー
マーカーとは、グリーン上で他のプレイヤーがパッティングする時の邪魔にならないように置くものです。他のプレイヤーのボールのライン上に自分のボールがきてしまったときにマーカーを使います。
マーカーの使用方法は、ボールの後方に置いて目印にし、ボールをピックアップするだけです。非常に小さいため、なくしたときのために複数個用意しておくと安心でしょう。
✓タオル
プレー中にかいた汗をぬぐうためのタオルとクラブを拭く用のタオルの最低2枚は必要です。
✓日焼け止め(スプレー)
とくに夏場にゴルフを回る場合は、炎天下の中で長時間プレーすることになります。そのため、日焼け対策は欠かせません。
スプレータイプであればグローブをしていてもすぐにつけられるため、スプレータイプの日焼け止めを使用している人が多くいます。
これらが最低限キャディバッグに入れる必要のある必需品です。
キャディバッグはゴルフ場に着き次第、受付に預けます。そのため、着替えなどはキャディバッグには入れないように注意しましょう。また、誰かのキャディバッグと間違えないようにネームプレートをつけておくことも忘れずに!
ボストンバックに入れるものリスト
✓ゴルフシューズ
足のサイズにピッタリ合ったシューズを用意しましょう。
ゴルフ場ではたくさん歩く上に、芝の深いところもあります。普段履くようなスニーカーではなく、ゴルフプレイヤーのために作られたゴルフシューズを履きましょう。
✓ゴルフウェア
上下のウェア、ソックスを用意しましょう。
ただし、Tシャツやジーンズ、ジャージなどのラフな服装はマナー違反です。タンクトップ、ショートパンツ、極端に丈の短いスカートなどの露出度の高い服装もNGです。
袖及び襟付きのスポーツシャツを着用し、チノパンなどのズボンを履くのが無難でしょう。
✓帽子
日焼け対策や日射病予防として帽子は欠かせません。ゴルフ場には日差しをさえぎる障害物があまり無いため、夏場はとくに強い日差しにさらされます。
帽子をかぶって日差し対策をしましょう。
✓着替え
ゴルフは18ものホールを回ります。コース移動はカートを使用しますが、2打目以降のボールを打つ際はその近くまでカート移動できても、ボールのある場所までは芝の上を歩いて移動することになります。
汗をたくさんかくので、下着、靴下、帰る際に着る服などはしっかり準備しておきましょう。
*女性ならボストンバックに入れておきたい必需品*
ゴルフを回って大量に汗をかくと、肌がべたべたし、メイクも落ちてしまいます。女性としての身だしなみを整えるため、下記のアイテムを準備しておくと良いでしょう。
★クレンジング
18ものホールを回ると、汗でメイクが流れてしまうこともしばしば。ゴルフ終了後、クレンジングでしっかりとメイクを落としましょう。
★スキンケアアイテム
スキンケアアイテムは、ほとんどのゴルフ場に用意があります。ただし、普段使っているアイテムのほうが肌馴染みが良いため安心でしょう。
★メイクアイテム
最低限のメイクアイテムは持参し、メイクを直すようにしましょう。女性のマナーとして、メイクに関しても帰りまで気を抜かないようにしましょう。
★制汗スプレー
汗をかいたらきちんと匂いのケアをするようにしましょう。
ボストンバッグにはゴルフで使用するクラブやティーを入れるのではなく、プレー中に着用するウェアや着替え用の服などを入れておきます。
ボストンバッグはロッカールームで保管するため、プレー中に持ち歩く必要があるものは入れないようにしましょう。
*季節によって入れておいたほうが良いものリスト*
また、季節ごとに準備しておいたほうが良い持ち物もあります。
夏
・虫除けスプレー
・冷却シート
・凍らせた飲み物
・サングラス
冬
・カイロ
・ハンドクリーム
・ニット帽
いつどこでゴルフをするのか、気温・湿度はどのくらいかに注目し、最適な持ち物を準備しましょう。
ゴルフの基本マナー~みんなが気持ち良くプレーするために~
ゴルファー達がお互いに快適にゴルフを楽しむため、知っておくべきマナーがいくつかあります。
ゴルフ場でのマナー編
マナー1:遅刻しない
スタートの30分前までにはゴルフ場に到着し、10分前にはティーイングエリアに到着しているのが望ましいです。一緒にプレーをする人やゴルフ場へのマナーでもあるため、心がけましょう。
万が一遅れる場合は、早めにゴルフ場に連絡をしましょう。
マナー2:打つ人の邪魔になることをしない
プレーしている他の人の邪魔になるような言動はマナー違反です。打つ人がボールを打つ構えをしたら、大声でしゃべったり、プレーヤーの迷惑になるような行為は慎みましょう。
マナー3:禁煙
コース内は基本的に禁煙です。喫煙者は事前に喫煙場所を確認しておくようにしましょう。
グリーン上でのマナー編
マナー1:打つ人の近くに立たない
打つ人の妨げとならないように、ボールを打つ人の近くに立つのはやめましょう。特にボールの位置からカップに入れるために通るであろう軌道(ライン)上には入らないように気をつけてください。
マナー2:走らない
芝を傷つけてしまうため、グリーン上では走らないようにしましょう。ナイスショットに思わず興奮しても、飛び跳ねたり走ったりするのはやめましょう。
マナー3:カップの縁をふまない
カップ回りはとてもデリケートなため、カップの縁を踏まないように注意しましょう。
マナー4:ボールマークを直す
ボールマークとは、ボールがグリーン上に落ちてできた芝生のくぼみのこと。グリーンフォーク(グリーン上にできたボール跡を直すためのもの)で芝を寄せて直しましょう。
マナー5:外した旗はできるだけグリーンの外へ
パッティングをする時に旗を外した際は、できるだけグリーン外へ置きましょう。
バンカーでのマナー編
マナー1:土手の低いところから入る
バンカーの高いところは急斜面になっているところが多く、危険です。バンカーに入る時は、土手が低くなっているところから入るようにしましょう。
マナー2:出るときはならす
バンカーショットを打つと、ショット跡や自分の足跡がつきます。そのため、バンカーをキレイにならしてから出るのがマナーです。バンカー周辺にレーキと呼ばれる道具があるため、それを使用しましょう。
スロープレーを避けるために
スロープレーとは、自分たちのプレーが遅くなってしまうことをいいます。
他のプレイヤーに迷惑をかけてしまうため、スロープレーにならないためにゴルファー一人一人が意識的に行動する必要があります。
マナー①:素振りは2回までにする
マナー②:自分の打順がくる前に次に使うクラブを決めておく
マナー③:使う可能性のあるクラブを2~3本持ってボールのある場所に行く
マナー④:歩いたほうが早い場合は、カートを使わずに自分のボールのもとへ向かう
マナー⑤:ホールアウトしたら小走りで行動
万が一の事故を防ぐために
クラブやボールなどは人に当たってしまう可能性があるものです。初心者の方はとくにクラブを投げてしまったり、間違ってボールを蹴ってしまったり。緊張したり焦った状況になるほど、こうした事故は起こります。
万が一の事故が起こらないように、マナーを抑えておきましょう。
マナー①:前の組の人たちがいるときは打ち込まない
マナー②:打つ人の前には出ない
マナー③:人が周辺にいるときはクラブを振らない
よくある困った事例~ペナルティには要注意!~
初心者ゴルファーは特に、ゴルフのルール全体を把握しきれていない場合が多くあります。それとなくやってしまう行動やよく起こりがちなケースが、ペナルティの対象になってしまうかもしれません・・・。
こんなケース・シーンには要注意です!
打ったボールがなくなった 1打罰
自分が打ったボールを5分以内に見つけられないと、ロストボールになります。1打罰となり、最後に打った場所から別ボールで打ち直します。
プレー中の自分のボールを触った 1打罰
ショット以外のシーンでボールを移動させるとペナルティになります。プレー中のボールには触らないようにしましょう。
打ったボールがOBに 1打罰
各ホールで決められた場所からボールが外に出てしまった場合、OBとなります。1打罰になり、同じ場所から打ち直しが必要となります。
ペナルティエリアに入った 1打罰
ペナルティエリアとは、打ったボールが池に入ってしまったことで発生するペナルティをさします。1打罰となり、元の場所から打ち直しが必要があります。
スイング前に邪魔な枝を折った 2打罰
ボールを飛ばしたい方向に木の枝があり、邪魔だからと枝を折ると2打罰になります。スイングした際にクラブが当たって枝が折れてしまった場合はペナルティなしです。
他の人のボールを打ってしまった 2打罰
誤って他の人の球を打ってしまうと、2打のペナルティとなります。誰かのロストボールを打ってしまった場合も同様のペナルティが課されるため注意しましょう。
初心者の方にとってはついついやりがちなペナルティなので、注意が必要でしょう。
ただし、次のような場合はペナルティとはならないため、安心してください。
空振りをしてしまった
空振りはゴルフをはじめて間もない頃によくしがちです。空振りショットはペナルティではありません。ただし、ボールに当たらなくてもその1ショットも1打と数えられます。そのため、空振りショット+打ち直しショット1打=2打としてカウントされます。
素振りしているときにボールがティーから落ちた
素振り中にボールがティーから落ちてしまってもペナルティにはなりません。ただし、素振りをしている時にクラブがボールに当たって落ちた場合は打ったとみなされ、1打としてカウントされます。